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Management Column損益計算書を説明しよう

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会計事務所では確定申告が終わっても、しばらく繁忙期が続きます。次は3月決算に向けて準備をしていかなければなりません。

決算では、決算書、申告書を作成するだけが会計事務所の仕事ではありません。作成された書類をもとに、クライアントに説明することも大切です。「会計事務所に任せている」と数字にあまり興味のないクライアントもいるかもしれません。しかし、数字が羅列している決算書を、いかに分かりやすく説明し、問題点を指摘し、今後の経営に役立ててもらうことができると、クライアントからの信頼が、より高くなるのではないでしょうか。

今回は、損益計算書の指標について、わかりやすい解説をご紹介します。会計事務所スタッフにとっては常識でも、クライアントにとっては説明を受けなければわからないこともありますので、参考にしてください。

損益計算書と指標をわかりやすく説明する

損益計算書からは、会社の利益や損失がわかります。損益計算書を詳しくみることで、どこから利益が出ているのか、問題点がどこなのかがわかります。

損益分岐点
損益分岐点は、赤字と黒字の境界線です。費用を、売上が増えれれば増える費用である「変動費」と、売上があってもなくても発生する費用である「固定費」にわけます。変動費、固定費、売上高から、どのくらいの売上があれば、利益がどのくらい出るのかがわかるため、売上目標を設定するのに役立ちます。
売上総利益率
売上総利益は、「粗利率」ともよばれます。売上総利益は、売上から売上原価を差し引いた利益です。売上原価は、売上に直接紐づけられるものなので、売上総利益率が高いと、会社の収益構造がよく競争力が高いと判断することができます。適正な売上総利益率は業種によって違うため、同業他社の平均と比較することが大切です。
営業利益率
本業の営業活動から、どのくらいの利益を出しているかを示しています。売上総利益率だけでは、広告宣伝の効果や業務が効率化されているかどうかがわかりません。過年度の営業利益率を比較することで、どのくらいコスト削減が実現できているかどうかを分析できます。

数年間の比較をする

損益計算書は、その年度でけではなく、数年間を並べて比較することで、意味を持ってきます。1か月ごとの損益計算書を作成し、変化を読み取っていけば、季節的な変動も数字で明らかになります。少なくとも、3年分の損益計算書を分析して比較するとよいでしょう。

減少幅を割合として数値化(前月に比べ10%、減少しているなど)を行い、大きく変動している項目については、その原因を探り、改善方法を検討します。

キャッシュフローに注意する

損益計算書をクライアントに解説するときに、注意しなければならないのは、損益計算書の利益が直接、現金の増加につながらない点です。実際の現金の動きと利益の間には、タイムラグがあります。利益は最終的には現金の増加につながりますが、利益が出ているからといって、自由に使える現金が会社に存在するとは限らず、これを理解していない経営者は少なくありません。黒字倒産を避けるためには、この点を経営者にしっかり理解してもらう必要があります。

損益計算書は大枠では発生主義で計上されます。掛売上をしている場合には、売掛金の回収時点が現金増加時点となります。さらに、棚卸しの存在、減価償却、借入金の返済により、現金と利益の間に差が出てきます。差がある場合にキャッシュフロー計算書を作成すると、どの項目が現金と利益の差の原因となっているか分析することができます。

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