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Management Column変化に対応するための海外進出リスク管理

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新年、あけましておめでとうございます。2020年が皆さまにとって、素晴らしい年でありますように、心よりお祈り申し上げます。
さて、年末年始は、アメリカ対イランといった衝撃的なニュースがありました。続報が気になるところです。第三次世界大戦、海外渡航への影響、原油価格の上昇等の影響が懸念されます。海外進出を行っている企業にとっては影響が大きく、不安に感じている方も多いのではないでしょうか?

経営にはリスクがつきものですが、今回は海外進出に焦点を絞り、海外進出のリスク回避について、一般的な経営的視点から解説をしていきたいと思います。

海外進出ではカントリーリスクに注意

海外進出には、マーケットの拡大、コスト削減、経営資源の確保等、大きなメリットがあります。しかしリスク管理が不十分だと、結果的に事業失敗や撤退につながってしまいます。海外進出にはどのようなリスクがあるのでしょうか?

海外進出を行うときには、カントリーリスクを考慮しなければなりません。その国の情勢が変化することによるリスクをカントリーリスクと呼びます。カントリーリスクには、政治(政権交代等)、経済(バブル崩壊等)、社会(半日感情の悪化等)といったリスクがあります。

今回のアメリカ対イラン情勢の悪化は、まさにカントリーリスクといえます。中東での情勢が変わり、安定した企業活動を行うことができなくなることが懸念されます。

他の海外進出に伴うリスク

海外進出を行う際には、他にも2つのリスクが挙げられます。
1つ目は、セキュリティリスクです。セキュリティリスクは、企業や従業員の安全が脅かされるリスクです。テロや自然災害の多い国、治安が安定しない国は、セキュリティリスクが高くなります。アメリカ対イラン情勢の悪化でも、現地で軍事攻撃が多発し安全面が脅かされるため、セキュリティリスクが高くなりました。

2つ目は、オペレーショナルリスクです。オペレーショナルリスクは、実際に企業活動を行っている中での業務遂行に関わるリスクです。例えば、輸出入規制、知的財産権の侵害、ストライキ等が挙げられます。今回も中東の情勢が悪化し、スムーズな原油取引ができなくなる等のオペレーショナルリスクが高くなっています。

海外進出のリスク管理

海外進出のリスクは、輸出入、現地支店、現地子会社と、海外進出の程度により高くなっていきます。
海外進出のリスク管理も、日本でのリスク管理と同じように、リスクの洗い出し・具体的対策・リスク管理の計画と実施が大切になります。発生の可能性、損害の程度によってリスクに優先順位をつけ、対策・取り組みを行います。リスク管理にはコストがかかるため、海外進出計画全体を通した費用対効果を検証することも大切です。海外進出に詳しい警備会社・保険会社を利用するのもリスク管理に有効です。また、日本貿易振興機構(JETRO)では、海外進出の相談を受け付けています。

会計事務所では、クライアントから海外進出の相談を受けることもあるのではないでしょうか?また、会計事務所自身も、海外に支店や子会社を設置し、海外進出企業の支援・現地での会計業務を行っているところもあります。海外進出は、リスク管理をしっかり行えば、事業を拡大するチャンスともいえるでしょう。また、リスクの発生をビジネスチャンスとする考え方もあります。世界は常に大きく変化していますが、リスク管理をしっかり行い、不測の事態にも臨機応変に対応して、大きく飛躍できるよう頑張っていきたいものです。

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