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Management Column悪化する米中関係、今後の日本の在り方は?

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日本では新型コロナの感染収束傾向がみられることから、緊急事態宣言が全国的に解除されました。とはいっても、ステップを踏みながらの解除、生活は「新たな生活様式」が推奨されているという状態で、まだまだ新型コロナを意識する生活は続きそうです。

世界的には、新型コロナは収束したとはいえず、この世界規模の災厄に人類は一致団結して立ち向かうことができるのでしょうか?ここで気になるのは悪化している米中関係です。アメリカも中国も日本と関係が深く、米中関係の動向と日本の立ち位置により、ビジネスの方向性を判断すべき場面も出てきそうです。

米中関係の悪化

新型コロナの感染拡大をきっかけとして、アメリカと中国の対立関係が悪化しています。メディアでも報じられているように、WHO(世界保健機関)の運営等をめぐり、両者の争いが激化しています。アメリカは、中国の通信機器大手ファーウェイへの制裁を強化し、対中の圧力を強めています。中国は、世界のサプライチェーンで大きな役割を担っているため、米中関係の悪化は、日本を含む多くの国を巻き込み、世界の供給網に混乱をもたらす可能性が懸念されています。

安全保障面でも、新型コロナ感染の影響を受け、アメリカの抑止力が弱まっており、中国が南シナ海や尖閣諸島周辺での活動を活発にしています。日本には憲法9条の存在があり、安全保障面ではアメリカと同盟関係にあるため、アメリカと協調していかざるを得ません。

今後のサプライチェーン

世界のサプライチェーンは、新型コロナ感染拡大前は、中国を大きな調達拠点として、低コストになるように最適化されていました。米中関係が悪化し、中国が世界のサプライチェーンから外れると、その影響はコスト面に大きく影響し、最終的には消費者に負担がかかってきます。中国は世界の工場とも言われ、中国抜きでの世界経済は、現時点では考えるのが難しいといえます。

ただし、長期的にみると、中国に依存しすぎている現在の状況は、望ましいといえないのかもしれません。リスク低減のために、複数の国での生産体制を整備していくことも考えていくべきです。

今後の日本の立場は?

現時点の状況を考えると、経済では大きく中国に依存し、安全保障面ではアメリカの協力が不可欠な日本は、板挟み状態ともいえ、非常に難しい立場といえるでしょう。反面、中国との関係が良好な日本は、世界と孤立する中国との橋渡し役を担うことができる、重要な立場にあるともいえるでしょう。

さらに、海上の交通路確保の面から、日本は地理的に重要な位置にあり、今後、アメリカ・中国・ロシア等の国と日本がどのような関係を築いていけるかで、日本の世界における立場も変わってくると予想できます。日本は、世界の国々とのバランスを図りながら外交のかじ取りを行うことが大切です。

米中関係の悪化が世界に悪影響を及ぼし、日本も巻き込まれる可能性もありますが、日本は、まずは米中を含めた世界と協調路線を歩んでいくべきといえます。米中関係の悪化による中国からの撤退ではなく、長期的視点を持ってビジネスでも良好な関係を築いていくことが、日本の利益につながり、さらには世界の均衡を守ることにもつながるのではないでしょうか?

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